05/11/06
トーションバー強化作戦です。
強化トーションバーではありません。

ハイエースのフロントサスはトーションバー式です。
ご存知のようにまっすぐの棒をひねることによって
テンションをかけスプリングとしています。

車高はそのテンションのかけ具合によって
維持されています。
テンションをかければ車高があがり
抜けば下がります。

下がるといってもスプリングの反力が
弱まって重さを支えきれずに落ちてしまう
という事ですけどね。

トーションバーを緩めて車高を落とすというのは
3・足回り交換でやっています。

スプリングが弱まるのでショックを硬くしてあげても
やはり道路のうねりに反応するというか
いわゆるふわんふわんの状態で
あまりいいものではありません。

強化トーションバーを入れるという対策もありますが
入れるその作業がまんどくさい(笑)
金銭面
で僕はNG

強化トーションバーを入れたとしても
テンション緩めだったらノーマルよりは
いいだろうけどゆるいのはそんなに変わらないのでは?
とも思うわけです。

そんな中BBSへいい情報が入ってきました。
トーションバーのアンカーアームをはずして
入れ替えるとローダウンしつつ固さを維持できると。
これがその方法の要約というか手順。
ジャッキポイントにジャッキが
入らないのでフロントロアアームの
付け根付近へ
【1】下手なイラストですんません^^;
これがノーマルの状態です。
右フロントタイヤを右スライドドア方面から
見ていると思ってください。

ジャッキアップすると荷重が抜けて
タイヤがだらんと下がりますね。

アンカーアームのナットは締めこんでます。
【2】
アンカーアームナットを全部緩めます
アンカーアーム(赤)は
トーションバーにまだささったままですよ
【3】
アンカーアームが最弱のままジャッキから
おろすとこういう感じで
超ドシャコタンになります。
【4】
上のドシャコからナットを締めていくと
トーションバーにテンションがかかって
車高が上がっていきます。
これがいわゆるノーマル車高。

ローダウンの原理として
アンカーアームナットを緩めると
テンションが弱くなって重さに負けて
車高が下がるというのがわかります。

【5】
2の状態から始めます。
アンカーアームのナットを緩めて
アンカーアームをトーションバーから
はずして車体側に一コマセレーションを
ずらして再装着します。
まずダストカバーをめくります。
一応マーキングをしておきます。
アンカーボルトをはずして
アンカーアームを抜いて車体側に一コマ
ずらして再装着。
【6】
アンカーアームをずらしてジャッキから
おろすと【3】の時よりさらにタイヤが
上向きになります。
超超ドシャコですね(笑)
【7】
そしてアンカーナットを締めこんでいくと
超超ドシャコから車高が上がってきますが
元の基準位置が違うのでノーマルと
同じ量ナットを回してテンションをかけても
ローダウンの位置までしか上がらないのです。

いままでの説明ではわかりやすくするために
ジャッキダウンした事にしていますが
実際の作業としてはすべてジャッキアップ状態で
作業します。
ジャッキダウンしてからナットを締めると車高が
あがるというのをイメージしてもらいたいからです。
締めこんでいくとココまでボルトが
出てきます。
この状態で車高は4インチダウンです。

でもバネレート的にはノーマルと
ほぼ同じまでテンションかかっています。

なのでふわんふわん感はほぼ無くなりました。
これがドノーマルの時
ボルトの出方が上の画像と同じくらいですね
こっちは緩めて4インチダウンした時
アンカーアームを一度完全にフリーに
しているので車高を決めるのには
何度かジャッキアップダウンを繰り返して
アンカーナットの締め具合を調整します。
落としすぎてジャッキが抜けなくて
ジャッキを抜くのにパンタジャッキで
ジャッキアップしました(笑)